コロナ禍に学ぶ、本当に大切なもの | 社会と個人の価値観の転換

テレビで作家の塩野七生さんは「このコロナ禍により、社会は踊り場にいる。」と話していました。踊り場とは、「階段の方向転換や、小休止、転落の危険を緩和するなどのために設けられた、階段の途中に設けられた幅の広い平坦な面のこと」です。この社会は今まさに方向転換しようとしているということです。

またサピエンス全史の著者のユヴァエル・ノア・ハラリさんは「大きな歴史的災厄があった時、その文明は大きく変わる」と話していました。

4月の緊急事態宣言発出で「不要不急」の外出が制限され、経済は大きなダメージを受けました。私たちの経済は図らずもこの「不要不急」の行動で成り立っていたんだということがわかりました。

このあと私は、「私にとって本当に大切なことは何か」 ということを強く意識するようにしました。こう意識することが自分にとっての人生を後悔しないで全う出来るんだと確信したからです。本当に大切な人・本当に大切なやりたいこと・本当に大切なこと・本当に大切なもの・・・・です。

これを意識し始めると、自分にとってあまり大切でないものに、いかに時間とお金を使っていたのかが、はっきりわかりました。すべて大切なものだけにすることはなかなかできませんが、意識して優先順位を少しかえるだけで、見える風景が一変しました。

社会もそうではないでしょうか。我々の社会にとって「本当に大切なものは何か」これが、社会を構成する一人一人に大きく問われていると思います。それが「踊り場」であり「文明の転換点」ではないでしょうか。

コロナは私に「本当に大切なものを大切にする生き方」を教えてくれました。

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