ものごとを自分ごととして捉える

今日、Threadsで「そうだなあ」って思う投稿を見つけました。

「コメダ珈琲の臼井社長の話。ある日ベテランのバイトに、『君は明日からこの店のオーナーだ』と昇格させた。数日後にその店を訪ねて、その彼に『オーナーになって変わった事はあるか?』と聞くと彼は答えた。”全く気にならなかった机の傷まで気になります” 意識が変われば見えるものが変わる。その意識で向き合う1年は別格」


この投稿を読んで、私は7,000名以上の面接官を務めてきた経験を振り返りました。キャリアの成功を左右する重要な要素として、まさにこの「意識の変化」が大きく関わっています。

毎日の仕事を「自分ごと」として捉えられるかどうか。それは、立場や肩書きに関係なく、誰もが今すぐに実践できることです。机の傷に気づくようになったベテランバイトさんのように、視点を変えることで、見える世界は大きく変わっていきます。

特に今、AIによって多くの業務が自動化される時代だからこそ、この「自分ごと」として捉える力の価値は高まっています。細部への気づきと、それを改善しようとする主体性は、AIには決して真似できない、人間ならではの強みです。

私のもとには毎年、就活・転職に悩む多くの方々が相談に訪れます。その中で最も印象的なのは、面接での態度や企業研究の深さが、この「自分ごと」として捉える意識によって大きく変わることです。

「その意識で向き合う1年は別格」というこの言葉の通り、意識の変化は必ず行動の変化を生み、そして結果の変化をもたらします。立場や肩書きに関係なく、「社長」として、目の前の仕事を想像してみてください。きっと、今まで気にならなかったことが見えてくるはずです。

就活や転職のサポートをしている中で、私も依頼者の悩みを自分のこととして捉えることを常に意識しています。その姿勢があってこそ、本当の意味で相手の力になれると信じているからです。それが「あなたの背中をそっと押す応援者」だと思っています。

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