シュタイナーの心魂論 | 超感覚的認識の探求

今日は福田さんのシュタイナーセミナー第3回目に参加しました。テーマは「シュタイナーの心魂論 ~人間の魂の働き」でした。

人間の魂は、思考を通じ普遍的世界と結びつき(普遍性感情(共感・反感)を通じ個的存在として生きている。(個体性

しかし、人間の魂は感情(共感・反感)に左右され、本来普遍的である思考が、個人的な欲望に支配された主観的な身勝手な「エゴイズム」になっている。

エゴイズム」は利己的満足のために「他者を排斥しようとする魂の働き」です。

自分が何に対して反感を持つのか、感情を見つめることが自己客観視で、それには内的平静が必要です。

そうすることによって魂の反感の働きが鈍化し、「他者を排斥する働き」ではなく、「魂的な善悪、美醜を近くするセンサー」の働きをするようになります。

共感を持っているAさんと反感を持っているBさんに対して、同じ出来事があってもAさんには共感するが、Bさんには反感を持つといったことはあります。
そして、Bさんを排除しようとします。このように魂が共感・反感の領域にいる限りは、思考もこの共感・反感という感情に引きずられてしまいます。
この感情を見つめることが自己客観視で、シュタイナーのいう行法は、そのやり方です。

自分が善・悪を判断しているつもりでも、実は共感・反感という感情により、「エゴイズム」が利己的満足のために「他者を排斥」しようとしているということが自己客観視しているとわかってきます。

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