ニュー・アース 人生を変える一冊の本 – 意識の変革と内なる平和への旅

この本との出会いは不思議なものでした。まだ2年前の話です。
大学時代の部活の同期とこれも妙な再会だったが突然会うことになりました。
その彼から勧められたのがこの本でした。
なんと彼は本を読むことが好きではないといい、この本も読んだことはないと。
読んだこともない本をなぜ彼は勧めるのか、不思議でした。
しかし、その時感じたのは、「この本は私の人生を変える本になる」と確信に満ちた感情が湧きました。
実際にそうなりました。
早速、Amazonで購入して読んでみました。

一番最初に書いてあったのは
「花、開く」
何だこれは?と思いながらも読み進めました。
「エゴ」、「ペインンボディ」、「今に在る」とか理解できない単語が次々と出てきて、初めて読んだときはチンプンカンプンでした。
しかし、これも不思議な感覚でしたが、今まで私がなにかひっかかっていたものを解決してくれそうな感覚を強く持ちました。

About meにも書きましたが、私の人生は決して順風満帆ではありませんでした。
非常に浮き沈みの激しい人生でした。
なんとかこの浮き沈みをなくし、人生を成功させるために、2年間ある人材教育の会社に通い続けました。
これだと思って、一生懸命学びましたが、浮き沈みをなくすことは出来ませんでした。
この1冊の本を読んで、なぜそうなのかが見えそうな気がしました。
このHPの本の紹介の1冊目にこれを選んだのは、その後の私の考え方に大きな変化をもたらした本だからです。

一番の変化は、人生の真の目的を「何をするか」ではなく「自分が何者であるか」自分の意識状態を観察することに変えたことです。
「何をするか」は出来事にすぎません。
常に頭の中は「何をするか」といった思考でいっぱいでした。
この思考が自分だと思っていたのです。
自分の意識状態を丁寧観察し続けると、思考と意識は違うことに気づき始めました。
思考で過去や未来のことばかり考えている自分に気がついた(意識)のです。
そして、自分が唯一アクセスできるのは「今」だけだということにも気づきました。
これがこの本に書いている「今ここに在る」です。

この「今ここに在る」という意識を持つようになると、外的な環境にだんだん影響されなくなってきます。
今問題になっているコロナもそうです。コロナというウイルスで世の中が大きく変わろうとしています。
コロナにかからないようにステイホームするとかマスクを着用するとか三密はさけるとか努力はします。
しかし、「今ここに在る」という意識、つまり自分は何も変わらないんです。
この変わらないという意識は大きな変化を自分にもたらしました。

そういう意識を持ち始めると、気持ちが常に平安でいられます。
さらに不思議なことに自分のすべきことがだんだんと見えてくるし、また舞い込んできます。
無理やり目標や計画をたてなくても自然にことが進んで行きます。
またささやかなことにを幸せに感じられるようになります。
成功しなくても、どこかへ行かなくても、何かを買わなくても幸せでいられます。

何も為さなくても幸せなんです。

これに気づかせてくれた本です。

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