ソフトバンクのAIエンジニア、鈴木祥太さんの動画を紹介します。この動画で私が注目したのは「1月1日に自分の履歴書と職務経歴書を更新する」とこの記事の表題にもなっている「AIは手段であり、目的ではない」という２点です。この２点を含めてお話します。
年始に履歴書と職務経歴書を更新する
まず、鈴木さんは毎年元日に自分の履歴書と職務経歴書を更新するという習慣について話しています。この習慣は彼にとって、過去一年間の職業的な成果や経験を振り返る機会となっています。さらに、このプロセスは自分自身のキャリアの方向性を再評価し、将来の目標を設定するために役立っています。このような自己反省は、自分のキャリアパスについて深く考え、計画を練る上で非常に有効だと思います。単に年の初めに目標をたてるだけではなく、それまでの自分のキャリアの棚卸を履歴書や職務経歴書の更新でするというのは、今までになかった発想でした。
最近の生成AIの進化
次に鈴木さんは、最近のAI技術、特に生成AIの急速な進化について話しています。生成AIは、テキスト、画像、音声などの生成に関連する技術で、多くの新しいアプリケーションや可能性を開拓しています。これらの進歩は、さまざまな業界に影響を及ぼし、新たなビジネスモデルやサービスの創出を可能にしています。特にOpenAIから発表されたGPTstoreによってこの流れが加速すると思います。
AIは手段であり、目的ではない
最後に鈴木さんAIを単なる手段として捉え、その使用には明確な目的が必要だと強調しています。AIや他のテクノロジーを利用する際には、それらがどのように人間の目標やニーズに貢献するかを考慮することが重要です。この考え方は、テクノロジーの盲目的な採用ではなく、それを利用して達成しようとする具体的な目標や価値に焦点を当てるべきだというものです。このアプローチは、テクノロジーをより戦略的かつ効果的に使用するための指針となります。これが意味するのは、これからは、「何をしたいのか」ということがますます重要になってくるということです。この自分の「したい」を、AIを使って加速できる人が、より世の中に価値を提供できる人間だと思います。ここがこれからのキャリアパスを感がる上で重要だとこの動画を視聴して思いました。