転職

未来志向キャリア:正しい会社の選び方

ノウハウ
会社の選びかた

これからの会社の選びかた

就活が怖い、辛い、うまくいかない。
今働いている会社の仕事がきつい、つまらない、会社を辞めたい。
そんな風に思っている方は、たくさんいると思います。

こうした方へ、これまでの私の経験と今の環境をふまえて、会社選びについて、私の考え方をお話しします。

「これまで」と「これから」という上の図を見てどう思いますか。

いままでの会社の選びかた

これまで私は、未来に目標を定めて、それに向かって頑張ってきました。図で書いたように、「現在の私」がピラミッドの階段を一歩ずつ登って「未来の私」に近づくイメージです。

しかし、私はただの一度もピラミッドの頂点に達したことはありませんでした。

なぜでしょうか?
理由はいくつかあります。

一つ目は、ピラミッドの頂点に達しても、新たなピラミッドの頂点がうまれます。いいかえれば、目標を達成できても、新たな目標がうまれます。永遠にピラミッドの頂点はありません。それが成長することだという人もいます。

しかし、私は一生ピラミッドの頂点を目指し続けて、自分が死ぬときに幸福だったと思えるか疑問を持ちました。

二つ目は、ピラミッドの頂点が変わってしまうことです。いいかえれば目標が変わってしまうことです。ピラミッドの頂点を目指していても自分の考えの変化により目指すものが変わることは良くあります。

そして三つ目、これが今一番重要です。目標をたてるということは、未来を予測することです。

今は誰もが予測できないことが次々と起こる時代です。コロナ問題や豪雨などの天災をはじめ、私たちの想定を超えた出来事が次から次へと起こる時代です。

10年先、5年先はおろか1年先も誰も予測できないのではないでしょうか。そんな時代にあって目標をたてること自体が無意味だと私は思います。目標の土台になる未来が予測できないのですから目標は立てられません。

この三つの理由で、未来に目標をたて、それに向かって歩むことはできないと私は思います。

つまり、従来のように、こういう目標を達成するためにこの会社に入って頑張るということができなくなっています。その会社自体が10年後、5年後、1年後どうなっているかわからないからです。

では、目標をたてないで、いきあたりばったりに適当に会社を選べばよいのでしょうか。そうではありません。

これからの会社の選びかた

これからの会社の選びかたは、会社を選ぶことが重要なのではなく、その選んだ会社でどれだけいろいろな経験を積むかがより重要になってきます。

つまり選んだ後が重要なのです。自分の目の前にある仕事を含め、全てのことにいかに一生懸命打ち込めるか。未来の自分ではなく、現在の自分が、いかに今あることに打ち込めるかが重要になってきます。

図にもあるように、自分の目の前にあることにいかに意識を集中できるかです。

1994年スタンフォード大学の卒業式でスティーブジョブズ(アップルの共同設立者)が話した[Conneciting the dots(点と点をつなぐ)」です。
YouTube】スタンフォード大学卒業式でのスティーブジョブス スピーチ

いかに現在に集中してdot(点)をうてるかです。このうった「点」がやがて自然につながり、「線」になり「面」になり、自分の道が開けていきます。

自分の道は、未来に目標を決めて作るのではなく、現在に集中して点がつながることによって自然に開けていくのです。

分からない将来に気をもむ前に、自分の目の前にあることに一生懸命取り組むことが大切です。
大切なのは「未来」ではなく「現在」です。

自己分析・会社研究・履歴書作成・ES作成・職務経歴書作成・面接準備それぞれを適当でなく、これ以上考えられないというほどまで突き詰めていきます。人やテンプレに頼ることも最初は良いですが、最終的には自分で考え、その時の自分なりの回答を自分で導き出すことが大切です。

それが「点」となります。

会社の選び方が重要なのではなく、会社を選ぶ過程において、いかに真剣に取り組み、「点」を増やすかが重要です。現在自分の前にあることに真剣に向き合えるようになれば、予測できない、自分の外側の出来事に左右されることはなくなります。

しっかり、現在、あなたが取り組まなければいけないことに向き合って欲しいと思います。

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