トヨタ自動車 2021年3月期 第2四半期 決算説明会で豊田章男社長のスピーチです。
年度の途中で社長が決算説明会に出席するのは、2002年以来だそうで極めて異例。
それだけに語っている話は、就活生や転職したい人に是非聞いてもらいたい内容です。
【4分10秒からの要約です】
自動車はCASE(Connected(コネクテッド)、Autonomous(自動運転)、Shared & Services(カーシェアリングとサービス/シェアリングのみを指す場合もある)、Electric(電気自動車)の頭文字をとった造語)革命によって100年に一度の大変革期にあります。先が見えない正解がわからない時代です。
「私たちがどこへ行くのか」を知るためには、「私たちはどこから来たのか」を知らなければならないと思いました。
60年以上も前にトヨタの経営陣がトヨタとは何かを忘れないために「トヨタとは?という円錐形のモデル」を作りました。いまでいうミッション→経営理念→バリュー→DNAといったことが書かれています。
「ミッションは”幸せを量産する”」です。作るものが変わったとしても「幸せ」を追求することは決して変わりません。
「ビジョンは”可動性を社会の可能性に変える”」です。可動性にはモビリティーという意味と一人一人が行動を起こすという意味が込められています。トヨタに働く一人一人が「地球環境を含めた人類の幸せにつながる行動を起こすこと」です。SDGsの精神そのものです。
有事(コロナ禍)の時こそ、自分以外の誰かのために、世の中のために、未来のために仕事をしてまいりたいと思います。
先が見えない正解がわからない時代だからこそ、自分以外の誰かのために、世の中のために、未来のために幸せにつながる行動を起こすことが大事だと思います。トヨタに限らず、日本のいや世界の企業がこうした姿勢を求められているのだと思います。
これから就職される方、あらたな仕事を探している方、ご自身の仕事に対する価値観のひとつ、志望動機のベースにこうした考え方を加えてはいかがでしょうか。企業がこうした姿勢を社会から求められているわけですから、企業はこうした価値観を持つ社員に入社して欲しい考えると思います。