悲劇的な喪失にぶつかったとき、人は抵抗するか屈するしかない。深い恨みを抱いて苦々しい人生を送る人もあれば、優しく賢く愛情深くなる人もいる。屈するとは、あるがままを受け入れることだ。人生に向かって自分を開くのである。ニュー・アース P67 エックハルト・トール
辛い時を乗り越える:困難な時期のための戦略
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あるがままを受け入れる
「あるがままを受け入れる」
辛いのにその辛いことをそのまま受け入れるなんて出来ないと思われるかもしれません。私もそうでした。
本当にもうどうしようもなくなり、このままこの人生終わらせるしかないと思ったとき、「自分は今まで何に執着していたのだろう」と気づきました。
小学校で通信簿で人と比較され、もっと成績よくなりたいと頑張り、
受験の時は、少しでも偏差値の高い学校に入ろうと頑張り、
就活の時は、少しでもいい会社に入ろうと頑張り、
会社に入ってからは少しでも給料が上がりいい暮らしをしたいと頑張り、
そうやって生きてきました。
しかし、自分の思うようにはなかなかいきませんでした。そうして、全てに行き詰ったと感じ、人生に詰んだとき、
「自分は今まで何に執着していたのだろう」
と思ったのです。この苦しさ、辛さが、自分の執着心からでていることに気づきました。
自分が勝手に作った、あるべき姿と今の自分の差に苦しんでいたのです。
この自分が勝手に作った、あるべき姿とは何かを考えた時、それは自分が今までの記憶から作り上げた虚像にすぎないと思いました。
そして、今の自分には何も欠けているものはないのだと思いました。単に欠けていると思い込んでいただけなのだと思いました。
それは、頑張らなきゃ、頑張らなきゃと常に何かを目指していたからだと思います。
それらを手放したとき、今までに味わったことのない、心の平安がありました。
湖で風がなく、湖面がシーンと静まり返っているような感じです。
不思議とこういう状態になると、今までなにかになろうと無理やり探し続けていたものが、まるで湖面に映る情景のように、すーっと頭の中に浮かんできます。そして自然にそれに向かって歩き出します。自然に歩いているので頑張らなくてはいけないという感情がないので楽です。
私は、全てを手放すことによって、心が平安になり、そして、求めないことによって、自分の求めているものが明確になり、それに向かって自然に歩みだせました。
だからすごく辛いということはチャンスです。全てを手放すチャンスです。
ここで私がいう手放すものは、物理的なものではなく感情的なものです。
今、辛いあなた。私もそうでした。別にそれを乗り越えようなんて思わなくてもいいです。ただ、自分の辛い感情を見つめていったとき、なぜいろいろなことに執着してきたのだろうと思ったとき、その瞬間、全てを手放すことができます。
手放そう、手放そうと頑張らずに、ただ自分の感情と向き合うことができたとき、私は変わると思います。
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