【動画セミナー】今の仕事が辛いあなたへ：私からあなたへの応援メッセージ

私はIT、不動産、外資系自動車会社、人材派遣、コンサルティング、小売、建設業界での経験があります。これらの中で人事部長や課長として長年勤めてきました。しかし、７社目で役員からのパワハラを経験し、これが起業する決定的な動機となりました。私の人生は順風満帆ではなく、小学校でのいじめ、離婚、職場でのパワハラ、うつ病、自己破産など、多くの困難に直面してきました。

50代での転職時、転職先がすぐに見つかるとタカをくくっていましたが、結局転職先が見つからず、日雇い派遣として働くことになりました。倉庫のピッキング、返本の仕分け、古くなったパチンコ台の磨き作業、マンションの宣伝看板を道路で持つ仕事、物流倉庫での仕分けなど、さまざまな業務に従事しました。この日雇い派遣の経験は、私の価値観を根本的に変えるものでした。

この辛かった時期の話を人材開発の研修でプレゼンした際、ある方に「ニタさん、職業に貴賎はないから。そういう発言は良くないです」と言われました。確かに職業に貴賎はないかもしれません。しかし、日雇いの現場で働く人々は、多くの場合、好きでその仕事をしているわけではないと思います。彼らはお金に困っており、日々の生計を立てるために働いています。そうした生活を望んでいる人は少ないでしょう。日雇いの現場では、社員からは「派遣さん」と呼ばれ、個人としての認識はほとんどありません。まるで誰でも良いかのように扱われるのです。

それまで私は一瞬一瞬の努力を軽んじ、一足飛びに成果を求めていました。私が見落としていたこの「今を大切にする」という価値観を疎かにしていたことが、問題の原因であったことに気づき、私の生き方が変わりました。成功は努力の積み重ねであり、その努力をする「今」が重要です。問題の原因は環境ではなく自分にあったのです。

あなたが転職を考えているなら、まずは「今」に集中し、自分自身と向き合うことが重要です。自分が直面している問題の原因を理解し、自分自身で解決策を見つけることが大切です。そして、何のために転職を考えているのか、その目的をはっきりさせることが必要です。

私のように、自分の中に羅針盤がなく大海に出てはいけないということです。私は大学卒業後30年もの間、漂流人生を送りました。羅針盤がないと、海が穏やかなときは何とか航行できますが、しけの時は非常に苦しいです。羅針盤がない状態での不安と、目的地もわからずに航行することの危険性を私は経験しました。直面している問題の原因が自分の中にないかを探ることで、自分の人生の羅針盤を見つけることが出来ます。辛いことは、自分の羅針盤を見つけるチャンスです。そして、どんなに辛いことがあっても、それは永遠には続かないことを覚えておいてください。30年も漂流人生を送ってきた私だからこそ断言できます。私は、あなたの人生の応援者としてあなたの背中をそっと押します。